ホテルの外観は、少し古そう。
入り口からロビーに入る。時間が早いせいか、
ほかにお客はいない。フロントではなく、
ロビーのいすに座って手続きをするようだ。
コロナのチェック表は置いて全くスルー。
部屋を告げられ、エレベーターまで案内された。
一緒に荷物を持って行ってくれるかと思いきや。
笑顔で見送られてしまった。
4階の部屋は鍵式の和室。部屋に入った途端。
ワイフが一言『山中山荘』みたーい。
そう我が会社の山梨にある山中湖の保養所のことだ。
でもね、最近改修したから、今はきれいなんだよと
心の中でツッコミを入れた。
ホテルという名称なので、
風呂とトイレが一緒なのは仕方ないとしても、
風呂の横が水垢で黒い筋がついていたのは、
いだだけない。そのかわりに眺めはよかった。
窓からは、山に向かって、源泉の白い煙が
上がっている。
いつもの通り部屋の使用側を決める。
話し合いで、ちゃぶ台を中心に窓側と
入り口に分ける。また、入り口側が
私の陣地となった。朝の散歩があるからだ。