いよいよ出発
食事が終わって部屋に戻るが、ゆっくり
とはしていられない。今日は、鳥羽に向かう
のだ。五十鈴駅までバスで送ってもらう。
9時10分の出発予定である。10分前に畳の廊下
を歩いてフロントに寄り、領収書をもらって
外にでた。
バスはもう準備ができている。
近くにいた従業員に声をかけて、ホテルを
バックに写真を撮ってもらおうとした。
そのおじさんは、笑顔で、こっちの方がいい
といって、旅館の看板のあるベンチを示した。
「お言葉に甘えて」とワイフと二人で並んだ。
もういいです。と言いたいくらい何度も
シャッターを押してくれた。
ちょっと恥ずかしかった。