ウインドショッピングのつもりが
食事を終えて、とりあえず歩いてホテル
に戻ることにする。橋を渡って市内へ向かう。
にぎやかなショップが並んでいる。
トイレを探して、地下に入った。
探し当てたトイレは、細い線だけで
男女を分けているおしゃれ
トイレを出たところに店が両脇に店が並んで
いるので、ウインドショッピングとなる。
その中の革専門店を何気なく覗く。
すると韓国人の女店主が「日本人革製品好きね、
この先の店より安いよ」と声をかけてきた。
幾つかあった鹿革のボディバックを見てると
「安いよ、それなんか中国人なら10個買うよ。」
その言葉に思わず吹き出す。値段は27ドル、日本円
だと2400円くらいか。たしかに安い。本革だから
日本の半値だ。うーんほしくなった。全く買う予定
はなかったが、迷ってしまった。
ここで、ワイフの一言「迷っているなら買えば」
その言葉をきっかけに意を決した。
奥にいる店主に声をかけると、どうせ冷やかし
だろうと引っ込んでいた店主が慌てて出てくる。
そして、あたらしい箱に入ったバックを出して
きた。店主は、私に現物を渡すとすぐに奥に
引っ込む。よく中身を確認して、納得したので
奥の店主の所に持っていくと。なんとフランス
パンをかじっている。昼食中だったのだ。
机の上はパンのくずが散らばっている。
よっぽど、お腹が空いていたんだね。
突然の気に入った買い物で浮かれ気分の私。
歩き疲れて暗い雰囲気のワイフ。明と暗の二人が
ホテル目指して歩きだした。
途中の公園にあった「ダリの時計？！」
