海外・国内旅行 こんな所行ってきました

海外・国内旅行に関するいろいろな面白話を載せてます。

深秋の大正ロマン旅 ⑨ お節介おじさん活躍?

そこから離れて、振り返ると

外人さんの団体が頂上看板を囲んで

写真を撮っていた。

仲間の一人が撮影しようとしているので、

つい「ピクチャー」と言って

押すポーズをとった。

しかし、あっさり断られた。

去ろうとすると呼び止められた。

日本語で「やっぱり撮ってもらえますか」

なんだよと日本人いるのかよ思ったが、

撮ってあげた。お節介が好きなのだ。

霧はますます濃くなって、風が吹いて寒い。

ゆっくりと下りて、レストハウスに入った。

売店はここでも現金のみ。

なにも買わず出る。

駐車場に向かって帰る。

まだ、あのトウモロコシ屋がいた。

女子3人に注文されて、

お兄さんがニヤニヤ

それを眺めていると「食べたいんでしょ」

とまた言われる。

「あのお兄さんうれしそう」と言うと

「じゃうらやましいんだ」

と余計なことを言う。

また、本音を見透かされている

今度は、ナビを蔵王温泉に設定。

15時到着予定となった。

でも気になるコメントがある

途中工事で回り道となるとの事。

でも何とかなるだろうと出発した。

深秋の大正ロマン旅 ⑧ いきなりお釜出現

料金所は、現金オンリーであった。

当たり前か。550円を払って通過。

すぐに駐車場大きな駐車場があった

13時20分着、ナビ通りだ。

車30台くらい止まっている。

車から出ると寒い。

レストハウスに向かって駐車場の

階段をあがる所に焼きトウモロコシ屋がある。

400円。うらめしそうな顔の私の

心を見透かすようにワイフが、

「食べたいんでしょ」とすかさず言う。

冷静を装って「いや」と短く答える。

頂上へ石ころだらけの道を登っていく。

すると霧が少しづつ晴れてきた。

そして、中間地点まで来たときに、

いきなり眼下にお釜が現れた。

あわててスマホを取り出して写す。

お釜がかなりはっきりしてきた。

それを背景にいれて撮影する。

なんとラッキー。さすが晴れ男である。

ワイフも見たこと無いので喜んでいる。

そうしているうちにまた霧が出てきた。

頂上近くに行く頃には、お釜は完全に

隠れてしまった。

頂上の神社は、賽銭箱や灯籠など

ブルーシートに完全に包まれいた。

そして、社殿には鍵が掛けられている。

明日からは、もう人がこないからだ。

でもその社殿に私が拝礼していると

ワイフが「鍵の掛かっている社殿に

拝礼してるの変」と笑いながら言うので、

気は心、神様は見ている

崇敬する気持ちに鍵は関係ないと

心のなかで反論する。

 

狛犬さんもグールグル

 

深秋の大正ロマン旅 ⑦ 目指すはお釜

ミニ写真展の写真を眺めながら、

階段を下りると本当にすぐ下に

駅レンタカーの事務所があった。

中に入ると2人の女性事務員がいて、

対応はてきぱきとしていた。

レンタカーの降車場所の変更を言うと

いいですよとあっさりOK

金額も安くなった。

手続きも早く車に案内される

本田のフィットである。

みると最新型のようで

今回はナビも大丈夫だろう。

ぱっぱっと説明され、

それでは気をつけてと言われるまで、

10分とかからなかった。

係りの人に、「お釜」まで

どのくらいかかりますかと聞くと

「1時間半くらいですかね。」

と答えが返ってきた。

ナビを蔵王スカイラインに合わせる

その通り、13時20分到着と出ている。

思ったよりも近いのかもしれない。

駅周辺を走るが、あまり車が多くない。

天気は、曇り時々晴れくらい。

ナビに沿って順調に走る。

やがて幹線道路から山に向かって、

走るようになる。

大きな工場が所々にある。

やはり、きれいな水と空気と土地があり

さらに高速道路が整備されている。

このような地方でも成り立つのだろう。

周りは日本の原風景のような

畑と家などが広がっている。

やがて、山道となる。

車が前後に全くない。

紅葉は、終盤。黄色葉ばかりが目立つ。

細い道をくねくねと登っていく。

高度があがるにつけ、霧か雲が出てきた。

頂上は視界がきかないなと思った。

やがて、蔵王スカイラインの料金所。

550円の現金オンリー。

切符を受け取る時には、

霧がまわりに立ちこめて

真っ白になっていた。

 

深秋の大正ロマン旅 ⑥ つばさで早弁しちゃう

「もう食べちゃう?」。

ワイフが言ってきた。

こちらはいつでもOK

かなり早い昼食だ。

食べようとするワイフを制して、

写真を撮る。

ワイフは、駅弁を列車で食べた

記憶が無いという。

ちっちゃな夢だが、叶った?。

マグロがおいしいと笑顔。

私も豚肉がうまかった。そして完食。

ワイフは、少し残してしまった。

捨てるのは気が引けると言いながら

私を見る。はいはいわかっていますよ。

と言いながら、残った弁当を食べる。

ワイフは風邪気味なので、

少し心配だが、うつっているなら

もう症状がでているだろう。

なかなかうまかった。

マグロのイラストの包装紙も

記念に取って置くことにした。

天気は、晴れたり曇ったりしている。

その後は、ワイフはビデオ三昧、

私は、眠ったり、ガイドブックを

見たりして過ごした。

今日の目的地は蔵王

でもどこへ行くか考えていなかった。

ガイドブックには蔵王スカイライン

11月上旬まで開いているとの事

ネットで調べるとなんと

今日が最終日となっている。

これは行くしかないね。

名物のお釜が見られるかな。

期待と不安が胸をよぎる。

11時37分、山形駅到着。

この新幹線の終着駅だ。

乗ってきた新幹線を撮影。

新幹線の改札口、

それからJRの改札口無事通過。

レンタカーの事務所は、

西口のすぐ下にある。

通路は、広い。売店も出ている。

大きなラフランスが売っていた。

山形の代名詞だもんね。

 

深秋の大正ロマン旅 ⑤ 駅弁売り場でごきげん

新幹線乗車駅である大宮駅到着

まだ9時前である。

発車は9時37分、余裕だ。

ホームの下にあるベンチで休憩。

向こうに駅弁の店があった。

ワイフは、ユーチューブで、

大食いの女子の駅弁動画が

好きでよく見ている。

今まで駅弁を食べる機会が

なかったので、

昼は駅弁にしないかと提案する。

大賛成の声

交代で、選ぶことにする。

ワイフは「まぐろいくら弁当」

私は、「三元豚弁当」に決定。

2個で2880円。

ちょっとだけ贅沢弁当だ。

でも今回は太っ腹。

お茶と一緒に会計をする。

手持ちのエコバックに入れようと

苦戦していると売り子のお姉さんが

親切にも手伝ってくれた。

いい気分で戻ってそのことを報告する。

若い女性だと評価が2倍にだね」

とあきれられる。

新幹線は、予定時刻に到着

乗り込むと人は多い。

座席に座って落ち着く。

ワイフは、先ほどのビデオを再開。

私は、オーディブルを聞く。

なんか集中できない。

また、旅行手帳を取り出して、

昨日考えたことをワイフに話す。

帰りの新幹線乗車を村山駅から

山形駅に変更する。

そうすればレンタカーも

乗り捨て料金が不要になるのでは

というものである。

そう村山駅山形駅は近いのだ

レンタカーが変更できれば、

そうしようということになった。

そんなことを話をしているうちに

10時近くになった。

 

深秋の大正ロマン旅 ④ 乗り換えでオタオタ

日曜日で、連休の最終日だか、

ホームもそれなりに人がいる。

特急に乗車、間違えてはいけないと

号車と座席番号を唱えながら、

確認して座る。

しかし、また間違えた。

一つ後ろの席に座ってしまった。

鋭くそして呆れながら

ワイフに言われ席を移る。

彼女は先日私が譲ったイアフォンを

つけて、携帯でビデオ鑑賞している。

私は、旅行用の手帳を見ながら

乗り換えのホームなどを確認した。

そのとき考えたのだが、

もしかしたら、新幹線の切符で、

JR池袋から使えるのではないか

だった。

池袋の乗り換え時間は、約10分間。

駅員さんに確認しようと思った。

いつもより急ぎ足で、JRの改札に向かう

がしかし、駅員さんのいる改札が、

機械対応になっている。

仕方ないので、ワイフをそこで待たせ、

反対側にある緑の窓口に向かう。

中に入ると人が並んでいる。

時間がかかりそうなので、

もう一度改札口に戻り、

意を決して、新幹線切符を入れる

すると赤いランプが点灯し、

係に連絡しろとのアナウンス。

結局ビューカードで入った。

埼京線は、あんまり混んでいなくて、

座ることができた。30分で大宮着。

新幹線への乗り継ぎ、

ダメもとで、新幹線の券を入れるが、

赤いランプで拒否される。

駅員の所に行き説明をしようとしたら

その前にワイフが説明をしてくれた。

切符を機械で訂正して

ようやく入ることができた。

 

深秋の大正ロマン旅 ③ お嬢さんそれはヤバイよ

ようやく出発。

音が響いて、近所迷惑なので、

私がスーツケースを

2つ抱えることになる。

厳しいのは、バス停までの道は

少し上りで国道を越える時

歩道橋の階段を上がるのだ。

フウフウ言いながらなんとか

バス停にたどり着く

バスは、時間前に来た。

乗り込むと少し停車して、

時間調整している。

乗客は2人しかいない。

ようやく走り出した。

正面に座っている若い女性は、

しきりに化粧している。

見るともなしにみていると

なんと小型のはさみを使って

眉毛を整えている。

揺れるバスの中でだ。

そして、次の瞬間、鼻毛も

ちょっと切ったのだ。

そんなに凝視はしている訳

ではないが

ちらっとみた瞬間に

見てしまったのだ。

怖いやら、おかしいやらで、

旅行気分はどこへやら。

バスは時間通りに駅に着く。

歩きながら我慢できずに

さっきの化粧女のことを話す。

さすがに鼻毛の件は避けた。

「若い子は危険意識が無いね」

とつまらなそうに答えた。

やっぱり鼻毛も言えば

ウケたかな。

余裕をもってバスを選んだので、

特急の発車時間の

30分以上前に着いてしまった。