地獄、巡ってます
進んでいくと、まるまる地獄など
という名前の付いた所が至る所にある。
名前の妥当さに感心したり、
あるいは苦しい名付けにツッコんだり
して歩く。
時々蒸気が大きく吹き出したり、
泥のなかからポコポコと小さな温泉
が沸いていたりで、飽きない。
山の斜面を半周したところで、
見晴らし台と休憩スペースがある。
そこで、休んでいると下の方から
バスガイドさんを先頭に学生さんが
ぞろぞろと上がってくる。
まさに修学旅行である。
あっという間にその集団に飲み込まれる
そして、過ぎ去った。しばらくして、
あとを追ようにのこり半周を回った。
日がどんどん傾いていく。
ゆっくりと2時間近く過ごした。
そろそろ夕食を考えねばと思いながら
ホテルに向かった。