ホテルに戻って、食事場所を聞くこと
にした。フロント近くにいた女性に
尋ねると、近くに絹笠食堂を紹介された。
そう、これはガイドブックに紹介されて
いた店である
ホテルから下って5分ほどの所。
いかにも地元の店という風情。
中にはいると地元客が2名ほどいた。
話の感じから常連さんらしい。
これは期待できるぞ。声をかけると
中で一生懸命料理を作っていた
職人風のおじさんが笑顔でやってきた。
一段上がった小部屋風のテーブル席
に座った。メニューをみてここは
一番高めの1200円。
海鮮チャンポンを注文。
すぐに奥さんらしき人が
チャンポンを運んできた。
どんぶりの中に大きなエビが2匹、
ほかにも蛸や烏賊などいろんなものが
入っている。まろやかな口当たりで、
それぞれ素材の味がわかる。
しかし主張はせず、融合しあって
さらに味を引き立たせる。
極上のスープである。
互いの笑顔で言葉に出さなくてもわかる。
これは、もうチャンポンではなく、
チャンピオンの味じゃ。