記憶は確かなのか
羽田のターミナルが近づくにつれて
一つの不安が増す。そう降りる駅の
ことだ。第一なのか、第二なのか
確認しようとして、計画表を出す間
に第1ターミナル駅が過ぎてしまった。
まいっか。次の第二ターミナル駅で
自分の記憶はたしかそうだ。
ワイフには、不安を見せないように。
降りて、きょろきょろすると、ああ
JALの文字あった。
予言者じゃなく観察者である
ターミナルは、大勢の人がいた。
連休の初日だからね。出発までは
1時間半くらいまである。時間があるが
とりあえず、手続きだけしようかと
入り口に進む。突然人が並びだした
なんか、手続きがとまっているぞ。係の
人があわただしく行き交っている。
やがて、アナウンスが、「ただいま
地震が発生しました。その影響を確認して
います。」ありゃ。
そういえば、2日前の朝、地震雲か出て
いて気になって撮影していた。それを
ワイフに見せて、自慢した。
しかし、興味なさそうな顔で、完全スルー
されてしまった。