海外・国内旅行 こんな所行ってきました

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深秋の大正ロマン旅 ⑫ 公衆風呂で悶える

休憩後、浴衣に着替えた。

部屋に置いてある色かごに

タオルを入れて、公衆風呂に向かう。

フロントで小さな紙の無料券をもらい、

玄関にあった下駄をはいて外に出る。

ほんとに旅館の目の前に

小さな木製小屋の公衆浴場があった。

入り口の年代物の金属ボックスに

その券を入れる。

一般の人は200円と書いてあった。

まあお金入れなくてもわかないね。

引き戸をあけるといきなり風呂。

そういえば、髪や体は洗わないこと

と注意書きがあった。

確かに、浸かるだけだ。

一人中に人がいた。

まず、お湯を体にかけてからと思い

桶ですくってかけた。

びっくりするほど熱い。

そーと足から入る。熱い、熱い。

体がびりびりする。

一気に首まで入れたが、

とても中にいられない。

30秒もかからず、湯船から飛び出す。

これ以上入ったら、気絶するか、

死ぬかだ。

でも私より先に湯船に浸かって

まだ出ていない先客がいる。

あいつは何者だ。

私は、小屋に入って、

おそらく5分と経っていないだろう。

ワイフは出てこないところみると、

浸かっているのか

もしや気絶しているのではないか。

心配したが、まさか女湯に入って

いくわけにもいくまい。

前で待つのも変だ。

まあ近くをぶらぶらするか。

下駄をならして、温泉街に下りる。

ほとんど店は営業していない。

わずかに卓球台のあるゲームの店くらい。

卓球してる人がいたよ

人がいない

 

あんまり離れられないので

ちらちら後ろを振り向いている。

するとワイフが出てきてよかった。

感想を聞くと同じ。

熱くて入っていられなかったとのこと。

でも、おばちゃんは何人かいたよとのこと。

体も洗えないし、

旅館の風呂にしようと言うことになり、

30分もかからず、旅館に戻った。