その行動は自然だった
夜のうちに船は進んでいた。朝食は午前5時30分
だが4時には起きて準備をしていた。
船は本日向かうエドフ観光の近くに停泊していた。
6時30分出発。船を下りて徒歩で馬車の待って
いる通りまで歩いて行く。先頭は現地ガイドの
はっちゃんである。するとそこに6歳くらいの
物売りの女の子が近づいてきた。そして目の前に
止まった。買ってほしそうな顔をしている。
どうするかと見ていると彼は、優しそうに微笑んで
女の子の頭をなでてやり過ごした。そして振り返り
一瞬寂しそうな目をした。
うーん。それをみて私はこの男がいっぺんで好き
になった。