女王の統治の仕方
次は、またバスに乗りハトシェプスト葬祭殿に
向かう。入り口を抜ける彼方に葬祭殿が見えた。
距離があるので、例のトラックカートに乗って
近くまで行く。なんせ暑い。遮るものなし。
長い階段を上がっていく。見度とな葬祭殿である。
説明を聞いていても暑くてボーとしてくる。
ある意味、ピラミットに匹敵するくらいすばらしい
ものであると思う。
ラムセス2世はその力で権力を示し、初の女王の
ハトシェプストは文化の高さを示すことによって
統治した。さすがである。しかし、王位をすんなり
渡してくれなかったことでトトメス3世は、継母に
当たる女王の壁画の顔を切り取ってしまうなんて、
どうなんだろうね。
後でわかったのだが、1997年のルクソール事件
はここで起こったことだった。たしかにここで襲わ
れたら逃げる所がない。この事件で10人の日本人
含む68人が亡くなった。新婚旅行で巻き込まれた
人もいたとのことだ。気の毒である。
それ以来エジプト観光は危険ということで一時
中断していた。