悲しき1本のオベリスク
店を出ると周りは薄暗くなっていた。バスで5分
ほど走るとルクソール神殿に着いた。第一塔門で
しばしの記念撮影。ライトアップされた門が迫力
を持ってせまってくる。しかし反対側には、なぜか
寝転がってくつろいでいるワンコいた。パチリ
大きな塔門の前のオベリスクは左1本だけが建って
いる。片方はパリのコンコルド広場に建っている
そうだ。代わりにもらった時計はすぐに壊れて使え
なくなってしまったらしい。なんで遺跡をあげて
しまったのかね。今では考えられないけど。
門を抜けるとラメセス2世の中庭。ライトアップ
した柱がぐるっと囲んでいる。360度カメラで
撮影すると実際よりきれいに見える。
そこを過ぎると右手にツタンカーメン王とアンケ
セーメン王妃の像がある。なんか地味で寂しい。
そして大列柱廊が立ち並んでいる。暗いなかで
ライトアップされると重量感で迫ってくる。
数千年を飛び越えて
日が落ちてすずしく快適である。柱の細かい
文様はわからないが、かえって雰囲気は時空を
越えて古代にいるようである。タイムスリップの
時は過ぎるのが早い、18時過ぎに船に帰った。