予定外のホテルの朝食
まったく、今回の旅行はうまく
進まない。とうとうバルーンも乗れない
ガイドが気の毒そうにして、休憩所で
コーヒーを奢ってくれた。
しかたなく、ホテルに戻る。
時間を見ると9時20分。もしかしたら
朝食を取れるかも、
急ぎ朝食会場に降りていく。
9時30分ぎりぎりで到着。
すまし顔で席につく。
周りに人があまりいない。
でも、時間内なので食べ始める。
パンや卵などを取って食べる。
おばちゃんが何人かいる。
でも、食べている最中にテーブル
をきれいにしだした。
それでも、無礼講ファースト
かまわず食べ続ける。
人がさらにいなくなる。
そして、たまらずウェイターが
「もうそろそろ」なんか英語で
言っているようだ。
かくしてしっかり朝食を取った。
せめてものバルーンの敵討ちの
ような気持ちで。
ごめん、ウェイター諸君、君たち
には罪はないよ。