親切があだに
入国審査のあとは、例のボディチェック
ワイフがかならず引っかかるやつだ。
わたしは、カメラなど荷物が多いので
時間がかかる。
ワイフに並んで検査ボックス入る。
OK無事通過。隣をみるとワイフが
また引っかかっている。
ほんとに引っかかる。もしかしたら
サイボーグなのかもしれない。
しかたないので、最初にながれた
ワイフの荷物を取ってあげた。
やっと解放されて照れ笑いのワイフ
よくわからない言い訳をしている。
とりあえず、荷物取れやと渡す。
検査場から出ようとするとアメリカ人
がなにやら叫んでいる。
「時計があるよ-」って感じだ。
ワイフが慌てて、「私のだ。」
「もう、ちゃんと取ってくれたんじゃ
ないの。」
え-入れ物かごは、一個だけじゃないの
なんとなく、私が悪いようなことに
なって、憮然。
なんだよ、親切するんじゃなかった。