ハマムでムムム
足指から足の裏。手のひらで強く
ぎゅーとした圧力で揉んでいく。
小さい体なのにすごい力だ。
そして、足元からだんだんと上
に上がっていく。最初は痛くて
グゥーという声にならないよう
に口の中で消す。
大事な部分に差しかかるとぎり
ぎり、接近した。覚悟を決めた
とたん。微妙に「そこ」を避け
て太ももから背中に移った。
そのころには、痛さから少し
づつ気持ちよくなってきた。
肩に移り台に乗りながら強く
押していく。この頃になると
声を上げるのもおかしいので
「ムムム」とため息のような
声をはく。すると「キモチ
イイデスカ。」と片言の
日本語で聞いてきた。
「キモチいいよ」と答える。
しかし、会話はそれだけだ。
そのあとはひたすら揉まれる
と「ムムム」とうなっていた。