いよいよ始まるぞ
地下を降りたところに受付がある。
そこの反対側はプールのようだ。
受付の女の人と浅黒い丸顔の女の
人がいた。更衣室に入って着てい
るもの脱いて、ロッカーの中に
あるタオルに着替えるようにと
言っているようだ。
更衣室で、洋服を脱いでパンツは
どうするか、考えた。とりあえず
付けて出た。お譲に聞くとパンツ
も外せと言っているようだ。2度
確認して、さっと脱いだ。もちろん
タオルは巻いている。恥ずかしさ
と一緒に連れられていく。
その部屋のなかは、薄暗くすこし
変わった香水のような匂いがして
あやしい雰囲気である。担当の
お譲が好みのタイプでなかったの
が、幸いなのか、がっかりなのか
複雑な心境である。
中央に診察台のようなベットが
あり、ちょうど顔の辺りに穴が
開いている。まず、うつぶせに
なれと言っているようだ。
顔をその穴にいれると、なるほど
うつぶせでも背筋が伸びて、顔
もいたくない。
その姿勢を取った瞬間、腰に巻いて
あったタオルをはぎ取られる。
「きゃっ」心の中で叫んだ、
そして、改めて全身にタオルを
かけられる。
足の指と足の裏を、手のひらで
ぎゅーと力を込めて押す。
さぁはじまったぞ。