今日は、長崎市内までなので、
ゆっくりと出発できる。
朝食のあとはまったりとした。
9時になったのでフロントで
チェックアウトをした。
車に荷物を積み込んでいると
女将さんがやってきて、
車のフロントとドアミラーの曇りを
拭いてくれた。
そして見送ってくれた。
施設はちょっと古いけど女将の
心遣いがうれしかった。
がんばってねと心で呟いた。
温泉をでると下り坂となる。
車はほとんど通っていないのだが、
時々後ろに迫ってくる。
急がされるのは、嫌いなので、
横にそれて抜かしてもらう。
雲仙岳が左に見える。
すごい迫力だ。
あの火砕流のシーンがよみがえる。
晴れた空にくっきりと山肌が
見えるからよけいに不気味である。
谷川岳を見たときの印象に近い。
確か40名くらい人が亡くなったと思う。
心の中で合掌した。
少し重たい気持ちを抱えながら走る。
1時間もかからずに島原市内に入った。