海外・国内旅行 こんな所行ってきました

海外・国内旅行に関するいろいろな面白話を載せてます。

深秋の大正ロマン旅 ⑰ ザ日本旅館の朝食だ

朝食は7時からとなっている

風呂から出てくると時間になった。

食事場所は昨日と同じ会場。

中に入ると昨日とは違って

案内が無いぞ。

忙しそうだ。

きっと同じ場所だろうと

かまわずズンズン進む。

後ろから

『昨日と同じ場所です』と

あわてて声がかかった。

まさしく日本の正しい

朝食であった。

二段重にきれいにおかずが

並んでいる。

重なっている状態

広げるとこんな感じ

ワイフが誉めていた米のつや姫

それと味噌汁、鮭とのり、卵。

ご飯以外は可も無く不可もない

例のおじさんが必死の形相で

給仕をしていた。ご苦労様。

ワイフは小さなバイキングコーナー

からコーヒーとパンを持ってきた。

私は、オレンジジュースだ。

ワイフの余ったパンをもらう。

そして、もう一度バイキングに行き

ミニプリン、シュークリームを選択。

お腹一杯で、部屋に戻った。

深秋の大正ロマン旅 ⑯ 朝風呂ですってんてん

部屋に戻ると

ワイフは起きていた。

現在6時半、

朝食は7時からなので、

朝風呂に行くことにした。

昨日とは男女反対である。

湯船は四角で二つに区切られて

右はぬるく左は少し熱いくらい。

入ると先客一人はちょうど

風呂から出るところだった。

あいつが出たら写真取るぞと

思ってにやにやした。

内風呂でちょっと体を暖め、

外の風呂へ。

葦簀に囲まれた個人用の風呂。

源泉がチョロっと流れている。

触れるとやはり少し熱い。

しばらく浸かって出た。

中の風呂場まで行くのに

すのこの道になっている。

ちょっと濡れていた。

気が緩んでいたのか

左に体重をかけたとたんに

つるっと滑った。

足が上がり、腰から落ちそうに

なったが咄嗟に手がでて、

受け身の姿勢がとれた。

怪我をせずにすんだ。

高校の柔道授業のお陰である。

そんなことしているうちに

また一人入ってきた。

さっきの男もまだ洗面台で

髭なんぞ剃っている。

何度か風呂を往復して、

時間を稼いだが、出て行かない。

仕方ないので、

そっと陰から写真を撮った。

 

深秋の大正ロマン旅 ⑮ 川柳坂と酢川神社参拝

朝、4時過ぎに起床。

ワイフは夜中に咳がひどく

つらそうだった。まだ寝ている。

そっと、部屋を出て、

洗面所の所で、試験勉強を始める。

幸いワイファイがあるので、

アイパットを使い過去問を解く。

その間にお茶を飲み、冷蔵庫にあった

メロンを食べる、かなり熟れている。

そしてラフランスも。

ワイフための半分残しておく。

約1時間で終了。

5時半に前日用意した、

ダウンのジャケットと

黒のマウンテンパンツに着替える。

いつもは、イアホンでオーディブル

ウォーキング読書なのだが、

今日は、自然の声を聞こう。

ロビーから外にでると、風は無く。

寒くなかった。まだ暗く。

空には月がでていた。

まず、温泉街の細い路地を下りていく

左には、勢いよく流れる川がある。

少し先に小さな滝があり、

説明には水と温泉の混じったものらしい。

すごい量である。

温泉と川の水が混じって流れる


旅館の横も温泉が流れていた。

ここの温泉は、湯量が多いのだろう。

小さな温泉街は、ひなびていて

昼間でもあまり人が来ないだろう。

3分くらいで抜けてしまった。

左の橋が工事をしていて通れなかった。

先に行かずUターンして旅館方面を戻る。

宿泊旅館の隣を抜けて、

酢川神社に向かうことにした。

かなり急な階段。落ち葉が端に積もっている。

慎重に登り始める。

ふと横の灯籠になにか書いてある。

川柳である。あのサラ川柳のようだ。

思わずクスッと笑えるものがある。

気に入ったものは迷わず撮影。

一度階段が切れて、道路を挟んで

また少し階段を左に登ると本殿があった。

本殿は立派な作りだが、

なんとコンクリートなのだ。

かっちりしている。ここで参拝。

前の机に上においてあるスタンプを

懐にあった帯の結び方の紙の裏に押した。

帰りも慎重に階段を下りた。

約1時間の朝の散歩は無事部屋に戻った。

 

深秋の大正ロマン旅 ⑭ フルコースとフル稼働おじさん

食事は6時に予約した。

それまでは、部屋でまったりと過ごした。

話のなかで、ワイフが、スーツケースを

運んだおじさんが、思わず「きつい」と

漏らした一言を逃さなかった。

もちろん聞こえないふりをしたが、

きっと停年で再雇用の人なのだろう。

そういえば部屋の説明もうまく無かった。

6時になったので、

一つ下の階にあるレストランに向かう。

レストランに違和感

そこは、畳敷の部屋で

椅子とテーブルが置いてあり、

それぞれの部屋ごとに仕切があった。

奥から右3番目の所に案内された。

コースのお品書き

最初に並んだ膳

和食のコース料理のようだ。

確か山形牛のしゃぶしゃぶが

メインのはずだ。

まず並んでいる料理の説明。

右にはメインの牛肉が並んでいる

デザート

 

飲み物は、

ワイフはグレープフルーツハイ。

私は珍しく生ビール。

久々のビールがうまい。

小さな和食の盛りつけ

それぞれもなかなかおいしい。

メインの鍋に火が入る。

さっきは荷物運び、そして今度は、

給仕をするおじさんになっていた。

なれない後ろ姿が哀愁を呼ぶ。

それとは反対に舌鼓をうつ我々。

頑張れおじさん。

きっと私の方がお客あしらいが

うまいだろうなどと話のネタにする。

ごめんね。
約1時間半の食事が終わった。

しゃぶしゃぶもおいしかった。

ビールもお代わりして、満腹。

もう食えねぇ

部屋に戻ると、疲れと満足感で眠くなった。

お気に入りの旅行用パジャマに着替え、

明日の朝の準備をしてベットに潜り込む。

大河ドラマを見ながら、うとうとしている。

眠りに落ちるまで時間がかからなかった。

深秋の大正ロマン旅 ⑬ マッサージで昇天す

旅館に戻って、

そのまま旅館の風呂に向かう。

フロントの所の目の前だ。

左にある男風呂に入る。

細長い脱衣場の先を左に入ると

まん丸のかわいい風呂。

大人が5人入ったら、

一杯になりそうなくらい。

まんまる風呂


体を洗って入ると、今度は少しぬるい。

露天風呂がありそうなので、

戸を開けて出ると葦簀に囲まれて、

簀の子をひいた先に四角い個人風呂

ようなものがあった。

源泉がちょろちょろと流れている。

ここは、公衆風呂ほどではないが、熱い。

今、中には先客が1人だけ。

それも私が入るとすぐに出て行った。

貸し切り状態。

今日は、携帯を持ってきたので、

すぐに撮影に取りかかる。

風呂からの帰り、2階にある共同休憩室で

レモン水を飲んだ。

休憩所から眺める夕日

そこに2台ある電動マッサージチェア

ちょうど1台があいた。

これ幸いに、マッサージを受ける。

なんと気持ちのよい

今日の運転に疲れが吹き飛ぶようだ。

至高の20分がすぎて、

部屋に戻るとワイフが驚いていた。

自分より遅いの珍しいということだ。

そう、いつもはカラスも驚く早風呂だから

マッサージのことを話すと

そういえば、休憩室をのぞいたときに、

だらしなく気絶していたおっさんが

一人いたなと言い放った。

深秋の大正ロマン旅 ⑫ 公衆風呂で悶える

休憩後、浴衣に着替えた。

部屋に置いてある色かごに

タオルを入れて、公衆風呂に向かう。

フロントで小さな紙の無料券をもらい、

玄関にあった下駄をはいて外に出る。

ほんとに旅館の目の前に

小さな木製小屋の公衆浴場があった。

入り口の年代物の金属ボックスに

その券を入れる。

一般の人は200円と書いてあった。

まあお金入れなくてもわかないね。

引き戸をあけるといきなり風呂。

そういえば、髪や体は洗わないこと

と注意書きがあった。

確かに、浸かるだけだ。

一人中に人がいた。

まず、お湯を体にかけてからと思い

桶ですくってかけた。

びっくりするほど熱い。

そーと足から入る。熱い、熱い。

体がびりびりする。

一気に首まで入れたが、

とても中にいられない。

30秒もかからず、湯船から飛び出す。

これ以上入ったら、気絶するか、

死ぬかだ。

でも私より先に湯船に浸かって

まだ出ていない先客がいる。

あいつは何者だ。

私は、小屋に入って、

おそらく5分と経っていないだろう。

ワイフは出てこないところみると、

浸かっているのか

もしや気絶しているのではないか。

心配したが、まさか女湯に入って

いくわけにもいくまい。

前で待つのも変だ。

まあ近くをぶらぶらするか。

下駄をならして、温泉街に下りる。

ほとんど店は営業していない。

わずかに卓球台のあるゲームの店くらい。

卓球してる人がいたよ

人がいない

 

あんまり離れられないので

ちらちら後ろを振り向いている。

するとワイフが出てきてよかった。

感想を聞くと同じ。

熱くて入っていられなかったとのこと。

でも、おばちゃんは何人かいたよとのこと。

体も洗えないし、

旅館の風呂にしようと言うことになり、

30分もかからず、旅館に戻った。

 

深秋の大正ロマン旅 ⑪ 畳敷き廊下の先のお部屋 

受付をすると部屋は3階。

廊下なども畳敷きである。

係りの年輩のおじさんが、

スーツケースを持って先導した。

ちょっときつそう。

階段を曲がって登り、

左に10畳程度の休憩室があり、

廊下に浴衣を選べる棚があった。

そして、そこからさらに奥に、

2階階段をあがった所の

突き当たりの部屋であった。

奥の左の部屋

引き戸式のドアを開け、

左がボックス形式の棚になっており、

ポットやコーヒーなどの

茶碗類が置いてある。

ウエルカム果物

 

加湿器もあった。下は、冷蔵庫。

中を見るとなんとウエルカム果物。

ラフランスとメロンが切ってあった。

さすが、果物天国山形

歓迎の手紙が添えてあった。

右はトイレ。その先が角になっており、

そこが洗面所。

きれいなトイレ

洗面所


反対側の部屋に入る

8畳くらいに、ツインベットがあった

突き当たりは、左にテレビと金庫。

右は床の間になっている。

おそらく改装したときに、

和室にベットを入れたのだろう。

でもきれい。

床の間の横にカゴと浴衣

細かなところに気を使っていると感じた。

公衆風呂の無料券をくれるらしいので、

ちょっと休んだら

近くの公衆風呂に行くことにした。