ここの新幹線乗車口が集合場所と
なっているのだ。
F君は三相の像の下で座って
早くもビール２缶目に突入していた。
彼は酒好きである。
というより休日と夜は酒浸りである。
片手をあげて手招きをしている。
もう一人のI君は出発ぎりぎりになるらしい。
ここで、Hが事前に購入していた切符をもらう
私は、事前に銀行で両替していた
新札を出すとHが喜んだ。
娘にあげようと大事にしまっていた。
それぞれ千円、五千円、一万円の
両替分を持ってきたのだ。
もちろんFも喜んで交換した。
そしていつもの通り「炙り」のための
のためHが一人千円を集める。
恒例の「炙り」とは、肉や野菜をコンロで
焼いてそれをさかなに酒を飲むことだ。
食事は山小屋でとるが、
その前後に酒を飲むための儀式である。
そして、改札口そばのニューデーズで、
パックとなった鶏肉や牛肉、
肉じゃがなどを購入した。
ついでに朝食分としてパンとおにぎりを購入。
２人もそれぞれ調達。
Fはここでもビール３缶を買っていた。
絶対酒は切らさないという意気込みは
さすがだ。
やがて遅れてきたＩと合流。
彼は途中で購入した朝食用の駅弁を
ぶら下げていた。
もう発車まで時間がないので、
4人でホームに向かった。
