あごだし一丁
CAさんに荷物を入れる場所がないかもしれない
と言われたが、なんとか近くに収納。
席は比較的前であった。
汗だくの私たちをみて、通路側の男性は驚いて
どいてくれた。私たちが座るとすぐに飛行機は
出発。やはり最後の乗客だった。
でも出発時間に遅れはなかった。離陸して
安定すると、CAが通路で救命道具の説明を始めた
人が実際にその場で説明するなど久しぶりである
「なんか新鮮だね。」とワイフがつぶやく。
きっと「経費節減なんだよ。」などと言っていた。
だから、機内サービスが始まったのは、
少し驚いた。メニューは、コーヒー、お茶、
アゴユズスープとオニオンスープである。
ワイフは例の通りコーヒー
私は、あごだしスープを頼んだ。それを聞いた
ワイフ目を丸くする。「生臭いけど大丈夫なの」
心配をよそに一気に飲んでみる。
出汁がきいていてうまいと軽く叫んだ。
あきれたワイフの顔がおもしろかった。
天気は最高。空も青い。やがて機長がアナウンスで
左に富士山がきれいに見えますと言った。うーん
右に見えると思ったので席を取ったのに、残念。
あっという間に1時間がすぎて、着陸態勢に入った。
眼下には、有明海と半島が見える。
11時30分予定通り長崎空港に到着した。