走れ、走れ
せっかちの私が我慢できず予定より
早くラウンジを出る。ワイフはトイレ
に行っている。
何気なく、表示板をみると戦慄が走った。
違う、ここは、ANAしか案内にない。
反対側だ。トイレから出てきたワイフに
説明あと10分。ここからは900メートル。
ほぼ小走りに向かう。まさか、あの女性と
同じ状況になったのだ。
何で、よく確認しなかったのだろうと
激しく後悔。途中からは、私がスーツケース
を持って走る。ワイフも真剣である。
直線から曲がるところまできたときに
男女の係員らしき人がやってきた。
○○さんですか「ぁはぃ、」答えると
にっこり微笑んで、
「まだ時間がありますから大丈夫ですよ。」
と慰めてくれた。でも、息が弾んで、
恥ずかしくてたまらない。ようやくゲートに
ついてEチケットを読み込ませるが、
反応しない。完全にテンパっていた。
何とかゲートを通過して機内に入った。
おそらくこの機の最後の乗客だったろう。
お騒がせしました。厳しく反省!!